賃貸マンションに漆喰とタイル

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 古い分譲マンションの一室をリフォームして賃貸の募集をしました。

築年数は30年は超えています。神戸の青木という地域のマンションです。

ただ、クロスを張り替えるのではなく、オリジナルの漆喰を塗りを塗り、

床にはクッションフロアを貼らずに弊社の取り扱っている磁器タイルを貼りました。

 浴室はそのままで、ユニットバスのままです。

キッチンも古いボンドまみれのキッチンのままです。

 特別に化学物質過敏症の方用に作ったわけではないのですが、

意外にも千葉から化学物質過敏症の方がわざわざ内覧に来られ結局、

借りられることになりました。

ただ、漆喰とタイルを塗っただけの部屋なのですが、

たいぶ今のお住まいであるところに比べたらマシとのことです。

 漆喰の効果ってすごいなぁーと改めて感じました。

私はオリジナル漆喰塗りの事務所の中で

5年もいるので漆喰の空気のきれいさに 

慣れすぎてしまっているのかもしれません。

このオリジナル漆喰の空気のよさをもっと多くの人に

「体感」してもらわなければ!と思いました。

 

さて、 賃貸用のマンションでも長い目で見たときは、

ビニールクロスより無添加住宅のオリジナルの漆喰のほうがコストが安く済みます。

 ↓

オリジナル漆喰は、初期投資はビニールクロスよりもコストがかかる可能性が高いのですが、賃借人が退去された際に、ビニールクロスの張替えよりもコストの安い改装工事が可能だからです。

具体的には漆喰を「塗りなおす」のではなく、「上塗り」するという作業になります。

   ○目立つ汚れをサンドペーパーで落とし、 

  ハケで薄く溶いた漆喰を塗る その際には、

  当然ビニールクロスを貼るボンドも使いませんので、

  新しく入居される方のシックハウスの害も心配ありません。

  さらにまだ仮説の段階ですが、ビニールクロスと違い、

  静電気を発生させにくいようで、もともとビニールクロスと

  違い汚れがつきにくいようです。

  今後、化学的にこの点のデータを拾って生きたいと思います。

MSDS(製品安全データシート)


建材を使う際に、建築の設計者・業者さんたちは

MSDS(製品安全データシート)

という書類をメーカーさんからもらうことが多いです。

法律上の義務として
危険な化学物質を含んでいる商品を作る際は、メーカーさんがMSDSの書類の作成を義務化されています。

しかし、業界の流れとして、作製義務の無いもともと安全な製品まで、
自社製品の安全性を謳うためにMSDS(製品安全データシート)を作製することが当たり前のようになってきました。

一般の人はMSDS(製品安全データシート)に
トルエンやらキシレンの表示がないと安全と思ってしまいます。

当然です。日本の法律に基づいた(製品安全データシート)なのだから
この製品は「安全」であると思います。

しかし、法律にはやはり抜け道がありました。

成分の1%未満のものは表示しなくてもよいのです。

また、何種類かの化学物質が混ざったものでも、1つの名称として
表示が可能であれば、その表示でも許されます。(灯油など)

1%未満でも使用量が多いと同じことですよね。
1キロのものは10g未満は表示しなくてよい
でもそれが6畳の部屋の囲まれた中であれば
毒性の強いものであれば十分害があると思います。

法律の名称も誤解をさせるような名前も考えものです。
「安全」という文字が入っているから余計です。

写真は中国の田舎の街です。

屋根に草が生えてもお構いなし、
それでも人は普通に住んでいます。
そして、こんな家が何軒も周りにありました。

屋上緑化の意識はもちろん無いでしょうが、
田舎の人たちの、
このおおらかな感覚はとっても好きです。

1%未満は表示しなくてOKという
MSDS(製品安全データシート)の基準が、
間違っても、通常の広告や宣伝文句に転用されないこと祈ります。

MSDS(製品安全データシート)に表示がでていないから
100%安全です。とか100%自然素材です。 とかの表示になってないか
心配です。

そうなれば景品表示法でひっかかることに
ちゃんと気づいてくれることでしょうけど。