建材を使う際に、建築の設計者・業者さんたちは
MSDS(製品安全データシート)
という書類をメーカーさんからもらうことが多いです。
法律上の義務として
危険な化学物質を含んでいる商品を作る際は、メーカーさんがMSDSの書類の作成を義務化されています。
しかし、業界の流れとして、作製義務の無いもともと安全な製品まで、
自社製品の安全性を謳うためにMSDS(製品安全データシート)を作製することが当たり前のようになってきました。
一般の人はMSDS(製品安全データシート)に
トルエンやらキシレンの表示がないと安全と思ってしまいます。
当然です。日本の法律に基づいた(製品安全データシート)なのだから
この製品は「安全」であると思います。
しかし、法律にはやはり抜け道がありました。
成分の1%未満のものは表示しなくてもよいのです。
また、何種類かの化学物質が混ざったものでも、1つの名称として
表示が可能であれば、その表示でも許されます。(灯油など)
1%未満でも使用量が多いと同じことですよね。
1キロのものは10g未満は表示しなくてよい
でもそれが6畳の部屋の囲まれた中であれば
毒性の強いものであれば十分害があると思います。
法律の名称も誤解をさせるような名前も考えものです。
「安全」という文字が入っているから余計です。
写真は中国の田舎の街です。
屋根に草が生えてもお構いなし、
それでも人は普通に住んでいます。
そして、こんな家が何軒も周りにありました。
屋上緑化の意識はもちろん無いでしょうが、
田舎の人たちの、
このおおらかな感覚はとっても好きです。
1%未満は表示しなくてOKという
MSDS(製品安全データシート)の基準が、
間違っても、通常の広告や宣伝文句に転用されないこと祈ります。
MSDS(製品安全データシート)に表示がでていないから
100%安全です。とか100%自然素材です。 とかの表示になってないか
心配です。
そうなれば景品表示法でひっかかることに
ちゃんと気づいてくれることでしょうけど。