無添加住宅のオリジナル漆喰を施工するためには、「左官」屋さんと言われる職人さんに施工してもらいます。
プロの職人さん達は、何十年も壁を塗ったり、床を塗ったりすることで生計を立ててきているので、
いまさら教えてもらうことなど無いよ。と思ってしまうプロの方々も結構多くおられます。
でもでも、無添加住宅のオリジナル漆喰は「ちょっと」違うので、毎回始めて施工される代理店(工務店さん)の元へ
無添加住宅の漆喰を塗りなれたスタッフが「ちょっと」したコツを伝授させてもらいに行きます。
↓ 新居浜市内の分譲地内にある古い建物の室内を
利用して漆喰の試し塗りです。
↓元々材木屋さんだったところの事務所の建物だったようで、つくりはいたってシンプル。
ですが、かえっていろんなリフォーム・リノベーションがしやすいです。
当面は分譲地の販売事務所スペースとして活用とのこと。
外壁の材料がそのまま室内から見えます。
変に気密シートとか、防水紙とか、防湿シートとかの一切を使っていない状態です。
これを見て、感じでほしいことは「腐っていない」 というところ。
黒い色は材料を焼いた際の炭の黒。
おそらくは築20年以上は建っているだろう建物で、雨もバンバンかかる壁ですが、腐っていない。
サイディングを貼ったり、気密性を高めるためになんとかシートを貼ったおうちで
ちょっと施工をミスると数年で「腐ります」
工務店向け業界誌の「日経ホームビルダー2011,3月号」に
「特集 高断熱・高気密のハズなのに・・・ダメ家を生む“やったつもり”施工」のような特集も過去ありました。
性能を高めることも確かに大事ですが、ドシンプルの構造も頼もしいものです、要は濡れても乾きやすい!
湿気ても湿気も逃げる!
まぁこれは断熱材も何もありませんので、住宅にはありえません。
昔の日本家屋はこういったシンプルな構造です。
本当に長持ちするおうちは
紫外線や経年変化で劣化しないものを使わず
建てるのがいいのではないかと思います。