長寿命化リフォームと長期優良住宅化リフォームの差 の話

今月、いろいろインプットしておりました。
わたしなりのまとめをアップしたいと思います。

  

私見ですので、責任は持てませんのでご理解下さい

  

「長寿命化リフォーム」というまた新しい言葉が出てきましたので
話を聞いてきました。

  

長寿命化リフォームとは、

  

長期優良住宅化を前提とする長期優良住宅化リフォームと違い、

  

耐久性、耐震性や省エネといった部分だけでもリフォームして、安全・安心に長期に生活できるようにしましょう

  

といったスローガンです。

  
  

  

ここでスローガンと言っているのは、「基準」ではないから ということです。

  

すでに国土交通省が作っている「長期優良住宅」という「基準」があり、「長期優良住宅化リフォーム」という「基準」もありますし、

  

そもそも長寿命化リフォームを提案しているのは

  

一般社団法人住宅リフォーム推進協議会という組織だからです。

  

影響力のある「基準」をつくれないのですね。

  

まぁ半官半民のような社団のように見えますし、「長期優良住宅化リフォーム」では予算的に出来ない方々をカバーするために考慮しての取り組みのようです。

  
  

また、「フラット35リノベ」というフラット35のリフォーム一体型よりも金利の安いものがあります。

  

これは、普通のリフォーム一体型のフラット35の基準より、レベルの高いフラット35S相当にリフォームする際に使えるものです。

  

住宅の性能もあげて、省エネだったりするから、金利をさらに安くしましょうねということなんだと思います。

  

その分費用が掛かるわけです。

  

さらにリフォームの世界には、さまざまなポイントが目白押しです。

  

〇インスペクション (まずは住宅の現在の状態の診断)
〇リフォーム瑕疵保険 (インスペクションと連動する)
〇履歴を残す     (WEB上に記録を残す)

  
  
耐震性能、耐久性能、省エネルギー性能、バリアフリー性能、維持管理・更新の容易性とキーワードもたくさんです。
コスト性、社会的意義、愛着、工期などなど。
表面を綺麗するだけなんて正直簡単ですが、知っておいて欲しいことが多いですね。
  

安心な暮らし、
快適な住まいと暮らし、
健康的な暮らし
  

という生活の質の向上を目指す
ということを長寿命化リフォームでは
イメージされているようですが、このあたりの考えは
無添加住宅との考えとよく似たものだと思います。

  

しっかりとしたリフォームをお考えての方であればこそ、
無添加住宅でのリフォームがぴったりなんだと思えます。

  
  
フラット35リノベと、フラット35リフォーム一体型とわかれているのもの、ややこしさを感じますね。
このあたりは図でみてもらったほうがいいでしょう。

築年数の古い物件を購入しようとして、リフォームする際が、一番選択肢が増えるわけです。

そのリフォームをどこまでのレベルにするのか?

リフォーム費用が高額になる場合は、まず銀行でのリフォーム資金セットでの流れになるでしょう。
その際、売主側で、「確認済証」という書類が必要になります。
古い物件では、売主さんが取得していないケースもあるので要注意です。

さらに、耐震基準適合証明書が取得できるレベルまで耐震性能がちゃんと出来れていれば、ローン減税が受けられます。
昭和56年5月以前の築年数の住宅はまず耐震性能が足りていませんので、特別強い家を造っていない限りは必須です。

さらに、フラット35リフォーム一体型の利用も可能になってきます。

このあたりのレベルから省エネ性も織り込んだりすることが考えられます。
もちろん費用もUPします。予算との兼ね合いですね。

さらに費用を掛けてられるのであれば、フラット35リノベ という、フラット35Sレベルの性能のいいおうちまでリフォームをするシナリオがあったり、長期優良住宅化リフォームという基準を目指すことも視野に入ります。
ここまですると5年~10年の間だけ金利も0.6%優遇されたりします。

3000万円なら総返済額の差が約172万円
4000万円なら総返済額の差が約230万円 の金額差が出ます。

これらの金額以下で、フラット35リノベの基準まで仕様をあげることが出来るのあれば、
必ずお得になることになりますね
このあたりも実際には最寄りの弊社と代理店と相談してみてくださいね。