目次
メリットとの対比
無添加住宅オリジナル漆喰のメリットをたくさん書きました。
今回はデメリットというか、事前に伝えておかないとクレーム事項になってしまうようなことのような
捉え方により個人差がある現象を書きます。
事象の例
1.壁と天井の隅の部分のひび割れは起こるもの
2.木の部分と漆喰のくっついている部分に隙間があく可能性があること
3.ラフ塗して凹凸をつけた仕上がりにするとホコリが乗っかる可能性があること
4.引き渡し直後は、巾木と言われるような部分に漆喰の粉が少し落ちること
5.塗る人によって微妙に仕上がりが違う→工業製品で無い裏返しなのでメリットでもあると思います
6.安物のビニールクロスと較べて、値段が高い
1と2
「1.壁と天井の隅の部分のひび割れは起こるもの」「 2.木の部分と漆喰のくっついている部分に隙間があく可能性があること」は
対策をする費用対効果を考えると、「何もしない」か「自分で隙間やヒビを埋めてもらう」ことを推奨しています。
隙間やヒビが出来たとしても性能が変わるわけでもありません。
「見た目」が気になるかならないか?というポイントになります。
この部分を絶対に割れないように!とか元から目立たないように!とシリコンコーキングなどで対処したとしても
そのコーキング材の部分が数年後黄ばんでかえって目立つでしょう。
従来の工務店の感覚と大きく我々が違う点は、一般的にはこのデメリットの部分を、事前にお施主様にご理解してもらったということです。
いわゆる量産メーカー(大手ハウスメーカー)はこういったクレームになりそうなことを事前にプラスチック建材(石油化学製品)で
当面しのげるものを提供しているわけです。量産メーカー(大手ハウスメーカー)に化学系会社が多いのもプラスチック建材(石油化学製品)が
世の中に蔓延した原因でしょう。
漆喰と木 のクセがそういったもの であることさえ理解してもらっていたら、不必要な処理をする必要もないわけです。
ラフとホコリ
3.ラフ塗して凹凸をつけた仕上がりにするとホコリが乗っかる可能性があること
は、さすがに物理的にホコリが舞って凹凸に乗っかってしまうとどうしようもありません。
手でとるか、ぞうきんで撫で取るかする必要があります。
漆喰のメリットとして、静電気を帯びない性能で、ホコリが着きませんよというものの、段差に乗るのは
どうしようもないです。従来のビニールクロスのように静電気でホコリをビシバシに吸い付けることはありません。
巾木(はばき)
4.引き渡し直後は、巾木と言われるような部分に漆喰の粉が少し落ちること
漆喰の表面が細かくぼこぼこがありますので、その山の部分の不安定な粒が、一ヶ月くらい落ちます。
巾木といわれる部分に、粉が乗っていますが、掃除機で吸いとってもらう必要があります。
口に入れても害はありませんのでご安心を。
この落ちやすい時にセーターなどで壁にもたれたりすると、粉がセーターなどにつくことがあります。
もちろん払えば落ちます。また、いづれは漆喰も落ち着きつかなくなります。
↑右側の木の天板と漆喰の壁が、ぶつかるところにちょっと粉が出ることがあります
塗る人での違い
5.塗る人によって微妙に仕上がりが違う→工業製品で無い裏返しなのでメリットでもあると思います
そのままの内容です。
人によりメリットになり、デメリットとなるところですが、無添加住宅を選んでいただいいている方は、
メリットとして感じ任せてもらっています。味があるようによりラフに!というオーダーもありますし、
部分的にお施主様が施工したいとオーダーされることもあります。
値段の比較
6.壁にはるクロスもビニール製とか布製とか紙とかいろいろありピンきりです。高いものは
無添加住宅オリジナル漆喰より高いものもありますが、
ビニールクロスの安いものと比べると我々の漆喰のほうが高くなります。
それでも初期コストの点でみた場合のみの話です。30年40年といった長期間で、
ビニールクロスの貼替えを行った場合を加味すると値段の差は無くなっていきます。
特に賃貸マンションで入退去の度に貼替えをするようなケースであれば、
漆喰のほうがメリットがすぐに出やすいのです。
無添加住宅オリジナル漆喰であれば、部分補修で済み、毎度張り替える必要がないからです。
付け足し
参照→ 無添加住宅オリジナル漆喰のメリット その7
あとはデメリットというか特徴のようなことかな
・色つきの壁にする際は、無添加住宅的にこだわると淡い暖色系しか無理とか
・色つき漆喰は部分補修すると、跡が目立ちやすいとか かな
いろいろメリット・デメリットとありますが、まずは最寄りのモデルハウス・ショールーム・見学会にて
室内空間をご体験下さい。